峡南地域には、昔から続く集落の祭りがたくさん残っています。
文化活動として続く祭りも一つの地域資源です。一度見学に行ってみませんか。
●どんと焼き1月
峡南地域各地で行われる小正月の行事です。山から切り出してきた丸太や竹をヤグラに組み、周囲はマツやスギの葉で包み、しめ縄やなどの正月飾り、ダルマなどをつけ、豪勢に燃やします。この時正月の書初めを火に入れ高く舞い上がると、習字の腕前が上がり、米粉で作った団子を焼いて食べると虫歯にならない、風邪をひかないなどと言われています。
●網倉の七福神1月
地区の住民や出身者約30人で作る「網倉七福神保存会」が、七福神や道祖神、招き入れる当家の主人と下男に扮ふんして、七福神から授けられる千両箱やタイなどの縁起物を巡るやりとりを寸劇で披露します。かつては小正月に地域で住民が浄瑠璃を基にした芝居を披露していましたが、昭和初期に地区の屋根職人が仕事で訪れた甲州市の塩山地区で七福神の寸劇を見たことがきっかけとなって、網倉地区でも祭礼で七福神の寸劇を行うようになったそうです。
●宮原浅間神社春期祭典4月
六郷地域の宮原、岩間、葛篭沢地区の住民が氏子で、毎年この時期に3地区が順番で祭りを開催しています。神輿と山車が、同集落を練り歩きますが細い路地などをひしめき合いながら進む姿は圧巻です。地元小学生による太々神楽も奉納されます。
●網倉の虫送り7月
害虫駆除や厄よけの目的で江戸時代に始まったと言われる「虫送り」行事は、手に松明を持ち、笛や太鼓の調べに合わせて「送りな、送りな、何の虫を送りな」と謡いながら、地区内を練り歩きます。全国各地でおこなわれていた虫送りも、現在実施されているのは数少なく、峡南地域でもここだけです。
●高萩の108灯8月
約400 年前から続いている高萩地区の盆送り行事です。地区にある寺院:光源院の年中行事として芦川沿いの県道から参道まで108 基の灯明で照らされ、花火の光と共に幻想的な雰囲気に包まれるまつりです。
●舂米熊野神社祭典11月
舂米区民の氏神である熊野神社から、区民の安寧と五穀豊穣を祈願し200kgもある神輿が高低差140mの山中を上がり、集落内を4時間かけて練り歩きます。全行程4800mの全国的にも珍しい「山を登る神輿」です。
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